マーケティング戦略のプロセスの中で、その戦略の整理をするには、「分類」が効果的であると考えられています。マーケティングにおける分類とは、何通りもありますし、その「区分」をみつける事自体がマーケティングにおける重要性でもあります。お客様の「性別」「年代」「職業」などからも、その「分類」や「区分」がみつかるはずです。今回は、マーケティングの「分類」を、お客様の「ニーズ」によってカテゴライズしてみる事にしましょう。例えば、インターネットの通信販売から、お客様が「A社のミキサー」を購入したとします。購入時や購入後の口コミやコメントを見てみますと、様々な背景からお客様がミキサーを購入している事が読み取れます。【お客様のコメント例】●ダイエットの為に、スムージーを飲む習慣を身に付けたい●子どもの離乳食の為に購入しました●高齢の母親の為に、介護食として、流動食を作っています●健康を意識した食事として、毎日スープを作りたくて購入しました など、様々なコメントが寄せられているとします。お客様の生活的な背景は、千差万別ですが、このようなコメントや口コミの中にも、マーケティングやSEOのヒントは隠れているのです。これらのコメントを寄せていた人々が、どうしてA社のミキサーを選んだのかについて考えてみましょう。上記のようなお客様のコメントには、一見、共通点がみつからない事もありますが、例えば、「離乳食」「介護食」「スープ」にある、共通点を考えていきますと、どちらかというと温かいイメージがあります。温かいお料理をミキサーにかけるには、ミキサーに「耐熱性」が求められます。そのような共通点からA社のミキサーの機能を分析してみると、「耐熱性」に優れているという発見がみつかるかもしれません。A社のミキサーの売りは、「値段」や「見かけ」ではなく、多くのお客様は、「耐熱性」という機能に惹かれて購入している傾向があるというマーケティングの分析に至ります。さらにコメントを調査してみると、「スムージー」を作りたいというお客様の中に、「ホットスムージー」などのワードをみつけたとします。そうなると、やはりA社のミキサーを選んだお客様は、ただ単に、食品を細かくする為の道具としてA社のミキサーを選んだのではなく、温かい食品を細かく調理する為にA社のミキサーをわざわざ選択して購入する決意をしたのだろうという推測に至ります。SEO対策のキーワード選びにも、「ミキサー 耐熱」「ミキサー ホットスムージー」「ミキサー 温かい調理」などのフレーズが浮かんでくるのではないでしょうか?マーケティングのプロセスの中で、「お客様のニーズ」に寄り添ってみると、様々な「分類」をみつける事ができるのです。
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